セグメント

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

 

1 報告セグメントの概要

(事業区分の変更)

 当連結会計年度の期首より、従来の「電子」セグメントから「電子・エネルギー」セグメントに、また、「モビリティ・エネルギー」セグメントから「モビリティ」セグメントに、それぞれ名称を変更するとともに、以下の事業区分の変更を行っております。

 新規事業の開発の促進を目的として、従来の「モビリティ・エネルギー」セグメントに区分しておりましたエネルギー事業室および「全社」に区分しておりました次世代情報通信プロジェクトチームを統合し、情報通信・エネルギー事業室を新設し、「電子・エネルギー」セグメントに区分しております。また、シェア拡大やシナジー向上を目的として、従来「機能素材」セグメントに区分しておりましたスペシャリティケミカル事業部におけるフッ素事業を、「電子・エネルギー」セグメントに変更しております。

 

 なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の区分方法に基づき作成したものを記載しております。

 

 報告セグメントごとの主な取り扱い商品・製品および提供するサービスは次のとおりであります。

 

 「機能素材」セグメントは、塗料・インキ、樹脂、ウレタンフォーム、有機合成、界面活性剤、エレクトロニクスケミカル、通信機材、水処理関係、金属加工、樹脂/フィルム加工等の業界に対して、主な商品として塗料・インキ・接着剤用原料、ウレタン原料・副資材、樹脂原料、樹脂添加剤、油剤原料、水処理関連原材料、界面活性剤原料、フッ素ケミカル、封止材原料、5G関連素材、シリコーン原料、環境ソリューション・環境関連商材、焼結金属フィルター等を販売しております。

 

 「加工材料」セグメントは、顔料・添加剤関連、情報印刷関連材料、繊維加工並びに樹脂原材料・樹脂成型品、機能性フィルム・シート、家電OA機器、電子、包材、土木建材等の業界に対して、主な商品として染料、顔料、機能性色素、情報印刷関連製品、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、自動車補修塗料、導電塗料、合成ゴム、無機材料、合成樹脂製品、樹脂成形機・金型等を販売しております。

 

 「電子・エネルギー」セグメントは、半導体、電子部品、AR/VR、環境エネルギー、3Dプリンティング、重電・弱電、HDD、車載・航空機関連、ディスプレイ、タッチパネル、住宅、照明、蓄電池およびエネルギー関連企業、再生エネルギー、セキュリティ機器、大型商業施設等の業界に対して、主な商品として変性エポキシ樹脂、フッ素製品、精密研磨材料、半導体アセンブリ材料および装置、接着・封止材料、ディスプレイパネル用部材および装置、ディスプレイ製造工程用薬液管理装置、低温・真空機器、液状態分析装置、LED、3Dプリンティング関連商材、蓄電池システムの設計・製造、太陽光パネル、光無線通信機器等を販売しており、主なサービスとしてエネルギーマネジメントシステム提案、電池評価、ヘルスケアサービスを行っております。

 

 「モビリティ」セグメントは、モビリティ全般および関連業界に対して、主な商品として合成樹脂全般、二次電池用素材、内外装用素材、機能部品用素材、電動化用製品、センサー部品、車内エレクトロニクス用製品、車載ディスプレイ関連部材、自動運転用製品等を販売しております。

 

 「生活関連」セグメントは、医薬、食品・飲料、化粧品、農業、トイレタリー、ヘルスケア等の業界に対して、主な商品として医薬・農薬原料、研究用試薬、検査薬、酵素剤、食品添加物、食品成分、スポーツニュートリション、プレミックス、化粧品添加物、飼料、界面活性剤、医療機器を販売しており、主なサービスとして放射線測定を提供しております。また、最終消費者に対して、化粧品、健康食品、美容食品等を販売しております。

 

(収益認識に関する会計基準等の適用)

 (会計方針の変更)に記載のとおり、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益または損失の測定方法を同様に変更しております。

 

 なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の利益または損失の測定方法により作成したものを記載しております。

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

 報告セグメントの利益は、営業利益であります。セグメント間の内部収益および振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

全社

(注)2

調整額

(注)3

連結

財務諸表

計上額

(注)4

 

機能素材

加工材料

電子・エネルギー

モビリティ

生活関連

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

75,294

209,715

110,770

78,783

150,331

624,895

349

625,245

-

-

625,245

セグメント間の内部売上高又は振替高

680

1,546

1,951

2,069

328

6,577

5,059

11,636

-

11,636

-

75,974

211,262

112,722

80,853

150,659

631,472

5,408

636,881

-

11,636

625,245

セグメント利益又は損失(△)

4,712

7,311

8,408

1,851

6,512

28,795

157

28,952

7,479

443

21,916

セグメント資産

79,048

144,135

69,326

53,659

165,934

512,104

2,738

514,843

160,510

34,766

640,587

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

472

1,040

1,496

280

5,788

9,077

104

9,181

1,827

-

11,008

のれんの償却額

105

89

40

-

2,108

2,344

-

2,344

-

-

2,344

のれんの未償却残高

1,787

720

451

-

27,257

30,216

-

30,216

-

-

30,216

持分法適用会社への投資額

1,981

1,728

3,170

1,237

2,995

11,113

82

11,196

-

1

11,195

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

399

1,974

1,222

242

5,744

9,583

11

9,595

1,160

-

10,755

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物流サービス、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。

2.「全社」におけるセグメント利益又は損失(△)は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない費用であります。また、「全社」におけるセグメント資産は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない資産であります。

3.調整額はすべてセグメント間取引消去によるものであります。

4.セグメント利益又は損失(△)の合計の金額に、「全社」および調整額を加えた額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

全社

(注)2

調整額

(注)3

連結

財務諸表

計上額

(注)4

 

機能素材

加工材料

電子・エネルギー

モビリティ

生活関連

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

99,874

257,283

128,131

103,389

191,634

780,313

244

780,557

-

-

780,557

セグメント間の内部売上高又は振替高

711

777

2,319

2,389

452

6,649

4,649

11,298

-

11,298

-

100,585

258,060

130,450

105,778

192,087

786,962

4,893

791,856

-

11,298

780,557

セグメント利益又は損失(△)

7,823

10,858

10,278

4,131

9,429

42,521

100

42,621

7,690

331

35,263

セグメント資産

83,793

164,249

77,163

68,492

218,060

611,759

2,838

614,598

190,048

64,926

739,720

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

465

1,447

1,479

342

5,959

9,694

16

9,711

1,505

-

11,216

のれんの償却額

111

178

42

-

2,145

2,478

-

2,478

-

-

2,478

のれんの未償却残高

1,853

-

452

-

27,186

29,492

-

29,492

-

-

29,492

持分法適用会社への投資額

1,300

1,828

2,761

1,403

3,139

10,432

95

10,528

-

0

10,528

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

562

1,742

1,610

558

2,435

6,909

25

6,934

3,791

-

10,725

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。

2.「全社」におけるセグメント利益又は損失(△)は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない費用であります。また、「全社」におけるセグメント資産は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない資産であります。

3.調整額はすべてセグメント間取引消去によるものであります。

4.セグメント利益又は損失(△)の合計の金額に、「全社」および調整額を加えた額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

【関連情報】

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

1 製品およびサービスごとの情報

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

 当社グループの売上高は、主に顧客との契約から認識された収益であり、各報告セグメントの売上高を地域別に分解した場合の内訳は以下のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)3

合計

構成

比率

(%)

 

機能素材

加工材料

電子・

エネルギー

モビリティ

生活関連

日本

31,951

60,837

51,014

24,258

53,326

349

221,737

35.5

グレーターチャイナ

9,741

93,581

40,298

25,771

2,677

-

172,071

27.5

アセアン

19,132

45,756

7,158

20,692

2,887

-

95,626

15.3

米州

12,331

3,760

4,834

6,877

58,401

-

86,204

13.8

欧州

1,600

4,622

2,870

1,043

32,722

-

42,859

6.9

その他

537

1,156

4,595

139

316

-

6,745

1.0

顧客との契約から生じる収益

75,294

209,715

110,770

78,783

150,331

349

625,245

100.0

外部顧客への売上高

75,294

209,715

110,770

78,783

150,331

349

625,245

100.0

 

(注)1.売上高は当社および連結子会社の所在地を基礎として、国または地域別に表示しております。

2.日本以外の区分に属する主な国または地域

(1)グレーターチャイナ・・・中国、香港、台湾

(2)アセアン・・・・・・・・タイ、ベトナム、シンガポール

(3)米州・・・・・・・・・・米国、メキシコ

(4)欧州・・・・・・・・・・英国、ドイツ

(5)その他・・・・・・・・・韓国

3.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物流サービス、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。

 

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

 

日本

その他

合計

61,846

9,050

70,896

 

3 主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載しておりません。

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

1 製品およびサービスごとの情報

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

 当社グループの売上高は、主に顧客との契約から認識された収益であり、各報告セグメントの売上高を地域別に分解した場合の内訳は以下のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)3

合計

構成

比率

(%)

 

機能素材

加工材料

電子・

エネルギー

モビリティ

生活関連

日本

40,971

69,123

50,640

31,555

57,825

244

250,360

32.1

グレーターチャイナ

11,987

117,092

54,354

30,534

3,594

-

217,562

27.9

アセアン

26,580

58,949

7,267

29,416

3,493

-

125,707

16.1

米州

16,703

6,172

5,221

10,249

79,243

-

117,589

15.1

欧州

2,634

4,598

4,071

1,466

47,083

-

59,855

7.7

その他

996

1,347

6,575

167

394

-

9,481

1.1

顧客との契約から生じる収益

99,874

257,283

128,131

103,389

191,634

244

780,557

100.0

外部顧客への売上高

99,874

257,283

128,131

103,389

191,634

244

780,557

100.0

 

(注)1.売上高は当社および連結子会社の所在地を基礎として、国または地域別に表示しております。

2.日本以外の区分に属する主な国または地域

(1)グレーターチャイナ・・・中国、香港、台湾

(2)アセアン・・・・・・・・タイ、ベトナム、シンガポール

(3)米州・・・・・・・・・・米国、メキシコ

(4)欧州・・・・・・・・・・英国、ドイツ

(5)その他・・・・・・・・・韓国

3.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報処理サービス、職能サービス等を含んでおります。

 

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

 

日本

その他

合計

62,185

10,369

72,554

 

3 主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載しておりません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

 

機能素材

加工材料

電子・エネルギー

モビリティ

生活関連

減損損失

-

843

973

-

-

1,817

-

7

1,824

(注) 「加工材料」セグメントにおけるカラーフォーマー製造事業に係る事業用資産について、収益性の悪化に伴い、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、843百万円の減損損失を計上いたしました。

 「電子」セグメントにおけるポリイミドフィルム・ガラス貼合事業に係る台湾子会社保有の事業用資産について、将来の事業計画を見直した結果、将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回ったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、951百万円の減損損失を計上いたしました。

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

 

機能素材

加工材料

電子・エネルギー

モビリティ

生活関連

減損損失

-

2,974

-

-

-

2,974

-

-

2,974

(注) 「加工材料」セグメントにおける樹脂分野の製品・製造プロセス開発事業に係るのれんおよびその他の無形資産等について、当初想定していた収益が見込めなくなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、2,911百万円の減損損失を計上いたしました。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額および未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 該当事項はありません。

 

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