課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  (1)会社の経営の基本方針

    「何よりもお客さまの利益を優先しよう」という企業理念に基づき、一人ひとりが自ら考え、自ら行動し、

   自らやり遂げるという主体的行動力の向上を図りつつ、お客さまとの直接のふれあいの場となる「店舗だからこ

   そ」の強みを磨き上げ、お客さまからのゆるぎない信頼をいただくことができる店舗構築に取り組んでおります。

   その実現に向けては、お客さま視点で店舗ごとに異なる地域特性を踏まえた商品及びサービスの質的向上に取り

   組むとともに、地域社会との共生による持続的な成長に努めつつ、お客さまからお寄せいただく声に真摯に耳を

   傾け、誠実かつ迅速に行動することが重要であると考えております。

    このような基本方針に基づき、一つひとつの店舗が地域をつなぐ架け橋として継続的に地域への貢献を果たし、

   日常のより豊かな食生活の実現を応援する地域最良のスーパーマーケットチェーンの構築を目指してまいります。

 

  (2)資本政策上の基本指標

売上高対営業利益率、経常ROA(総資産経常利益率)並びにROE(自己資本当期純利益率)を経営効率の重要指標として位置付けております。売上高対営業利益率については3%以上の実現を、経常ROAについては

10%以上を、ROEについては8%以上を中長期的な目標数値としております。今後、重要指標の達成に向け、収益力の一層の強化を図るとともに、重点課題を明確にし、改善施策の着実な実行に努めてまいります。

 

  (3)経営環境及び対処すべき課題等

     当社グループは、各々の地域における食生活をより豊かにすることを使命とし、一つひとつの店舗が地域との共生に努めながら、持続的な成長を目指しております。コロナ下におけるお客さまの消費動向や価値観の変化、高度情報化社会の進展やライフスタイルの多様化など、店舗を取り巻く環境がいっそうの速度をもって変化する中、店舗はお客さまや地域とのコミュニティの場としてより重要な役割を担うものと思われます。このような環境下、お客さまや地域社会からのゆるぎない信頼の確立と共存共栄を図るべく、以下優先的に対処すべき課題として取り組んでまいります。

    ①国内スーパーマーケット事業

     ・お客さまの安全安心を優先した店舗運営の徹底

     ・4事業部制による地域密着経営の更なる深耕

     ・新規店舗出店及び既存店舗の活性化による店舗競争力の強化

     ・新規事業の開発と展開による販路の拡大

     ・デジタルの積極的な活用による業務の効率化と構造改革の推進

     ・地域商品の開発及び導入推進

     ・お客さまニーズの変化や多様化するライフスタイルに応じた商品政策の推進

     ・成長を支える人材育成

     ・お客さま視点に基づく接客及びサービスレベルの質的向上

    ②中国スーパーマーケット事業

     ・消費動向やニーズの変化に対応した商品政策の推進

     ・ネットスーパー事業の強化とオペレーションの更なる効率化

     ・収益力の改善

    ③デリカ食品事業

     ・品質管理体制の向上

     ・商品開発力の強化と供給拡大

 

        これらの課題を着実に進めることにより、経営環境変化への対応を図るとともに、収益体質の改善と企業価値の向上に努めてまいります。課題への取組みを通じての2023年2月期の連結経営成績予想数値につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について」に記載しております。

 

なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末において、又は当有価証券報告書提出日現在において、当社が判断したものであります。

 

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