当社は、歯科医院向けに特化したパッケージソフトを社内で独自開発し、これを商品として販売する「歯科医院向けシステム事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
当社商品は、レセプト機能・電子カルテ機能・インフォームドコンセント機能・歯科医院の運営管理の効率化を推進する機能の4つを、一元的に統合して運用できる点にあります。この強みをより生かした商品開発を目的に、当社のシステム事業本部は、「最先端の技術と知識を駆使したお客様の為の電子カルテシステムの開発」という行動指針に基づき、基幹システム開発グループ9名、サポート支援グループ3名、品質保証・クラウド開発グループ7名の体制で研究開発に取り組んでおります。2022年9月期においては、クラウド型予約システム、歯科オンライン診療システム、スマホ診察券、SNS連携、LINE連携、スマホ問診、JP1によるプログラム自動配信「Hi Dental Net on JP1」をリリースしております。今後も、クラウドを活用した歯科医院運営の効率化・自動化を推進する機能の開発に注力してまいります。さらに、日立製作所のAI音声認識技術と連携し、歯科医が個々の患者の診療中に端末で電子カルテ入力をする際、手袋を外さずに音声でカルテ入力ができるAI音声電子カルテの開発に注力しております。
当事業年度における研究開発費の総額は、
①歯科オンライン診療システム
歯科電子カルテ統合システムと歯科オンライン診療(診療、クレジットカード決済等)との連携に係る研究開発活動
②スマホ診察券やSNS(医院と患者のコミュニケーション・ツール)との連携
クラウド基盤を経由した、歯科電子カルテ統合システムとスマホ診察券やSNSとの連携に係る研究開発活動
③「AI(人工知能)の活用」に即した研究
AI(人工知能)を活用した顔認証システム等に係る研究開発活動
④プログラム自動配信機能
歯科電子カルテ統合システムへのプログラム配信機能の組み込みに係る研究開発活動
⑤AI音声電子カルテ
日立AI音声認識技術と連携した歯科電子カルテ統合システムの音声入力対応に係る研究開発活動
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