分類
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リスク項目
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リスクの内容
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主要な取り組み
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オ
ペ
レ
丨
シ
ョ
ナ
ル
リ
ス
ク
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工事プロジェクトの採算悪化
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・工事途中での設計変更、建設資材及び労務費の高騰
・海底ケーブル敷設工事における海洋条件や台風等天候の影響による追加費用の発生
・重大な瑕疵や事故の発生、それに伴う工期遅れが生じた場合の、修復費用や損害賠償金の支払、長期間に渡る瑕疵補修保証の延長
・海外工事案件における当該国での法規制の変更や政情不安、災害、疫病の発生、為替レートの変動
・コンソ-シアムを組成した場合におけるパートナ-企業のプロジェクト遂行能力の不足、分担業務の不履行などが生じた場合、予想外の大幅な費用負担の増大、追加費用の発生
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・物品・工事それぞれの責任分解点・仕様と保証範囲を厳格に見極め、プロジェクト固有のリスク分析を行い、合理的な条件での契約を締結する活動を強化
・遂行段階においては、プロジェクトの進捗、採算状況等を適切にモニタリングすることによるリスクの低減
・建設工事保険等の付保によるリスクヘッジ
・コンソ-シアム組成時の契約における責任関係の明確化、パートナ-所管を含む工事プロジェクト全体の工事進捗管理の徹底
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原料の調達
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・自然災害や事故等による供給遅延、供給不足
・特定の購入先からの供給依存による供給不足、供給停止
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・購入先の複数化、製造拠点の分散
・在庫数量の適正化
・長期契約による安定調達
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原料及び燃料価格の変動
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・需給関係や投機的取引、世界情勢等の変動による、銅・アルミ等の非鉄金属やポリエチレン等合成樹脂及び燃料である重油やLPG、LNG価格の急激な変動
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・
市況を反映した非鉄金属、合成樹脂、燃料価格等の製品販売価格への転嫁
・先物取引を利用したヘッジ
・生産活動におけるコスト低減や省エネ化
・複数購買化による価格変動リスクの分散
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情報システム、情報セキュリティ
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・サイバー攻撃や不正アクセス等の外的要因や人為的要因等に起因する情報流出による不正使用、システム障害
・レガシーシステム利用によるセキュリティリスクの増加
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・情報セキュリティ基本方針のもと、グループ全体へのセキュリティガバナンス強化、教育・支援活動
・ゼロトラスト視点でのネットワークセキュリティ強化等の対策による情報資産の保護
・レガシーシステム更新の中期的な取り組み実施
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環境汚染・環境規制
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・製造工程における有害物質の漏洩による環境保全上の問題の発生や、環境関連法令の改正等による新たな設備投資や対策費用の発生
・土地の使用・処分等に対する制限
・過去の製造状況等に伴う土壌汚染やアスベスト・PCB等の有害物質の処理について、関連法規制の強化等による追加の対策費用の発生
・世界各国におけるRoHS指令やREACH規制等の製品含有化学物質に関わる規制に違反した場合の製品リコール、生産・販売中止などの損失・費用の発生
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・当社グループの生産拠点において、環境
マネジメントシステム(ISO14001)にもとづき、事業活動に関連する各種環境関連法規制の順守と保全対策等の徹底
・製品含有化学物質に関わる規制について、CSR調達ガイドライン、グリーン調達ガイドラインの発行とパートナーへの遵守状況確認、及び規制の強化に対応した定期的な当社グループ内調査の実施
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法令違反等(注)
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・事業展開する国内外の法令や規則に関するコンプライアンス違反
・事業展開する上で適用される国内外の法令改正、規制当局から受ける規制強化や法令解釈の厳格化による、事業制限や費用の増加等
・法令違反等の事象が生じた場合の、各規制当局からの処分・制裁、取引先等関係者からの損害賠償請求、社会的評価の悪化等
・禁輸国への輸出による行政処分、外国為替法違反、米中関係悪化による米国及び中国における輸出管理規則・法令の域外適用リスク
・海外拠点での不適切会計や粉飾決算
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・当社グループ理念、Core Value、CSR行動規範を倫理法令遵守の基本とするコンプライアンス体制を構築。
・毎年定期的にコンプライアンス自主点検を行うとともに、国内外でコンプライアンスセミナーを開催し、競争法上の規制や贈収賄防止等のテーマについて当社グループ内への教育を実施
・安全保障貿易管理や関税等に関して、関連する部署への教育及び内部監査の実施。海外輸出管理法令の専門弁護士との提携
・東南アジアや中国における地域統括会社により、当該地域内の拠点における調達、経理、人事等の業務統括に着手
・データアナリティクスを活用した財務分析による統制の実施
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