当社グループの研究開発活動は、当社のテクニカルセンターを中心に、染色加工事業、繊維販売事業、グループ各社と連携し産学官、異業種との交流を図りながら中長期の視野にたって行っています。
当連結会計年度の主な研究活動の成果は、以下のとおりです。
(染色加工事業)
・新型コロナウイルスの流行に対応するべく、かねてより技術確立していた抗ウイルス加工「ヴイバスター」をユニフォーム用途を中心に量産化しました。また、新型コロナウイルスに対して抗ウイルス効果がある事を確認しました。
・車両内装材向けに光沢柄を表現するプリント加工技術を開発しました。
・環境への影響が懸念される有機溶剤を使用しない、防水性に優れたウレタンコーティング加工技術を開発しました。
(炭素繊維関連)
・ポリカーボネート樹脂フィルムを用いた、多層積層構成の開繊UD(一方向)セミプレグシートの長尺化量産技術(300m:160mm幅)を確立しました。
・ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)と、高弾性炭素繊維(弾性率40t)を用いたプリプレグテープ織物(織物幅1,000mm・開繊糸幅3mm・FAW78gsm・Vf42%)の加工技術を開発しました。
当連結会計年度の研究開発費は染色加工事業で
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