研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループの研究開発活動体制は、前年度に引き続き新たなマーケットの創造と共に、自動運転、EV化など自動車業界の変革への対応、及びウエアラブル/ヒアラブル製品の進化を目指し、要素技術開発を行う開発部、短中期的要素技術開発・商品開発を行う技術本部のスピーカ分野・モバイルオーディオ分野・振動デバイス分野・小型音響変換器分野の技術部門、プロ用機器の開発を主に担当するフォステクス・カンパニーの技術部門、およびこれらと密接に連携する各国製造・販売子会社の技術部門により役割構成され、デファクト・スタンダードを目指してグローバルな開発活動を推進しております。

 

 また、製造に関する要素技術・設備開発は、製造本部の技術部門が統括して海外の生産技術部門と連携して、グローバルな開発活動を展開しております。

 

 当期の研究開発活動は、新市場や環境対応への継続的な取り組みと共に、AVAS/eCall向けを含む高音質で高品質な音響デバイス・音響システムの基礎開発・応用開発・製品開発、高度な車室内音響の解析手法の開発及び、製造設備開発に一貫して取り組み、音響機器専門メーカとして顧客ニーズを的確に捉えた商品開発を目指して参りました。

 

 当連結会計年度における研究開発費は、2,619百万円であります。技術分野別の主な成果は以下のとおりです。

 

1.カーオーディオ分野

・原価低減、軽量化を目的に部品、製品の標準化の推進。

・顧客・地域別に車両での音響提案活動の推進。

・重低音を追及した小型サブウーファ/再生方法の開発。

・生産効率化・環境対応のための機械/省人化、エージングレス設計を推進。

・EV、HV車向け軽量・小型・省スペース スピーカの開発。

・車載向け音響エキサイタの開発。

・RSEブルートゥースワイヤレスヘッドホンの開発。

・e-Call用及び自動車メーター用の低振動スピーカの開発。

・AVAS用スピーカシステムの開発。

 

2.情報通信機器分野

・車載及び社会インフラ向けアクティブ・ノイズキャンセル付きヒアラブルデバイスの開発。

・車載及び社会インフラ向け生体情報取得機能付きヒアラブルデバイスの開発。

・生体情報取得機能付き小型ドライバーモジュールの開発。

・高音質ヘッドホン用小型ドライバーユニットの開発。

・ヒアラブルデバイス用小型ドライバーユニットの開発。

・AR/VR用小型ドライバーユニットの開発。

・集音機能付きドライバーユニットの開発。

 

3.プロ用機器、市販オーディオ分野

・パーソナル・アンプAP25の開発。

・フルレンジユニットFE-NV2シリーズ 8㎝径~20㎝径まで5機種。

FE83NV2、FE103NV2、FE123NV2、FE163NV2、FE206NV2の開発。

・限定製品 フルレンジユニット FE108SS-HPの開発。

・限定製品 スーパーツイーター T96A-SAの開発。

 

4.その他

・車載用HMI目的の振動デバイスの開発。

・AR/VRゲーミング機器へ向けた振動デバイスの開発。

・ウェルネス製品用の振動デバイスの開発。

・シルクナノファイバーを使った振動板の開発。

・VOC削減・生産性向上の為のスピーカ組立工法の開発。

・接近通報用スピーカの特殊振動板開発。

 

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